淡路手延べそうめんの特徴について
淡路手延べそうめんの特徴は、長い間受け継がれてきた昔ながらの製法で作られているため、造り過ぎない、素朴な味にあると言われています。
淡路手延べそうめんが作られるのは寒い時期だけ、二日間かけて行われます。
特徴的なのは、最も神経を使う小引きという作業。
小引きとは、細長く伸ばした生地を二本の棒に八の字にかけた状態のものを、途中で切れないようにゆっくりと引き伸ばしていく作業で、ほとんどの手延べそうめん製麺所が機械化を進めている中、淡路手延べそうめんの製麺所では人の手で一つ一つ丁寧に伸ばしていきます。
大変手間のかかる作業ですが、生地を無理に伸ばして傷めることなく、滑らかで美しい麺をつくることができます。
淡路手延べそうめんは太さによってブランドに分けられ、淡路糸、御陵糸、おのころ糸の3種類があります。
全国の手延べそうめん生産量は年間約300万箱、これに対し、淡路手延べそうめんは約1万箱とわずか0.5にも満たない量です。
御陵糸が約6000箱、淡路糸は3000箱、おのころ糸は約1000箱が生産され、特に極細のおのこ糸は、高級料亭などに珍重され、数が少ないことから、一般市場にはほとんど出回ることのない正に幻のそうめんと言われています。
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