淡路手延べそうめんの産地

淡路手延べそうめんの産地について

淡路手延べそうめんは兵庫県南あわじ市で作られている伝統の手延べそうめんです。

しかし、その生産量は全国の手延べそうめん全体の生産量の0.5%にも満たず、ごく限られた量しか作られていないため、淡路手延べそうめんの存在は京阪でも知る人ぞ知る、幻のそうめんとなっています。

最盛期には130軒以上あった製麺所も、現在ではわずか15軒ほどに減ってしまいました。

生き残った製麺所はいずれも大規模工場による大量生産に走らず、機械化に逆らって昔ながらの手延べ製法にこだわリ続けています。

この頑固なまでの一途さが味を守り、淡路手延べそうめんの伝統を今に伝えているのです。

淡路島は年間降水量が少なく、温暖な瀬戸内海気候に属していますが、南あわじ市は冬季に播磨灘からの冷たい季節風が吹きぬけます。

この気候条件は島原そうめんで有名な小豆島に似ています。

南あわじがそうめん作りに適した土地柄だということが分かりますね。

さらに漁師たちの冬の副業としてそうめん作りが奨励されたことも、そうめん産地としての発展に繋がりました。

今は数としては衰退しながらも幻のそうめんとして珍重され、高級料亭などで高い評価を受け続けいる淡路手延べそうめんです。


淡路そうめんを楽天市場で探す


コメントは受け付けていません。