島原手延べそうめんの産地について
島原手延べそうめんは、長崎県南島原市を中心に雲仙普賢岳の裾野から南に広がる一帯で作られています。
手延べそうめん業者は約400軒、島原手延べそうめんの年間生産量は約150,000トン、全国2位を誇ります。
この確かな業績を見れば、島原がそうめんの一大産地として成長してきたことがよく分かりますね。
雲仙岳の肥沃な土地が育んだ良質の小麦、名水百選にも選ばれた雲仙岳山麓からの美味しい湧き水、そして温暖で晴天日の多い内海性の気候、美味しいそうめんをつくるための好条件が島原には揃っています。
ただ、島原は古くから三輪地方にそうめんを供給していたこと、主に家内工業による製造をしていて島原産として小売販売しなかったことなどが原因で、全国的な知名度は低いままでした。
しかし、近年になって、島原の製麺所が卸していた三輪そうめん業者が産地表示を偽装する問題が発生し、三輪そうめん全体の売り上げが落ち込んだ時期がありました。
その影響で島原そうめんも減産を強いられるという苦い経験をします。
これをきっかけに産地としての自立を目指した島原そうめんは、長崎県上げてのピーアールと組織化をすすめ、現在では実績に伴うブランド力をつけてきたのです。
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