播州手延べそうめんの歴史

播州手延べそうめんの歴史について

播州手延べそうめん歴史は古く、13世紀半ばから史料上にそうめんの記述が現れ始めます。

室町時代から約500年の伝統が現代まで引き継がれていることになります。

播州そうめんづくりが本格化したのは江戸時代に入ってから。

当時の龍野藩でも「許可業種」として認められていたことが分かっています。

そうめん産地としての成長は、龍野藩がそうめん業の保護育成に着手し始めた1804年~1818年だと考えられています。

明治時代、龍野藩が廃藩になったことで保護が受けられなくなったそうめん製造業者は、自分たちで播州手延べそうめんの伝統や品質を守っていくために組織を形成していきます。

明治7年に開益社設立、同20年には今の兵庫県手延素麺協同組合の前身となる播磨国揖東西両郡素麺営業組合が誕生しました。

開益社設立時に130名弱だった組合員が20年には230名以上に増え、揖保東西両郡にそうめんの一大産地が出来上がっていたことがよく分かります。

その後組合はさらに拡大、「揖保乃糸」が商標登録され、昭和の戦前には手延べそうめん生産数が100万箱に届く勢いとなります。

戦中戦後の減産を組合の結束力で乗り越え、徹底した品質管理によって、今日の揖保乃糸ブランドが守られているのです。


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