神埼素麺(かんざきそうめん)の産地について
神埼そうめんの故郷、佐賀県神埼市は有名な吉野ヶ里遺跡の町でもあります。
江戸時代には小倉長崎間を結ぶ長崎街道の25の宿場の一つ・神埼宿として発展し、古い町並みや史跡の中にその面影を残しています。
脊振山系の豊かで上質の水が流れる神埼町は、国土交通省が選定する「水の郷百選」にも選ばれ、肥沃な佐賀平野から採れる良質な小麦が用意に手に入り、温暖な気候と合わせてそうめん作りに適した土地です。
また、水量が豊富な城原川流域には水車が建設され、水車による製粉技術も大量生産を促すことになりました。
江戸末期幕末から明治維新にかけて、製麺所は400軒を数えたそうです。
現在その数は9軒にまで減ってしまいましたが、島原そうめんと並ぶ、九州二大そうめんとして、神埼そうめんはその名前を全国に知られる存在となっています。
また、神埼市と吉野ヶ里町にまたがる吉野ヶ里歴史公園では、毎年5月のゴールデンウィークに神埼そうめん祭りが開催されています。
神埼そうめん協同組合が主催するこのそうめん祭りは既に30回を数え、神埼の初夏の風物詩として定着しました。
期間中12000キロものそうめんを使うそうめん流しを中心としたイベントは、神埼そうめんの美味しさ、伝統を広く伝えています。
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