播州手延べそうめんの産地について
播州手延べそうめんは、「揖保乃糸」の商標で全国に知られるそうめんです。
揖保乃糸の名前の由来となった揖保川は、兵庫県宍粟市の藤無山を源泉として南に流れ、たつの市を貫流し、姫路市を経て播磨灘に注ぐ川です。
この揖保川の美しい水、流域に広がる肥沃な土地が小麦栽培に適していたことから、そうめん作りが盛んに行われ、手延べそうめんの一大産地として成長していきました。
揖保川流域の兵庫県たつの市、宍粟市、姫路市、揖保郡、佐用郡の3市2郡で作られた揖保乃糸は、兵庫県手延素麺協同組合が一括管理しています。製品の全てを組合の検査指導員が検査して等級を決め、全量を組合の素麺専用倉庫24棟に入庫して、組合責任で製品を保管、管理しているのです。
組合から全国110社の特約店を通じて販売するシステムは、徹底した管理体制と品質保持を確実に行うためです。
こうした努力によって、揖保乃糸は全国的なブランドとして、日本三大そうめんの一つと数えられる存在となっているのです。
特に揖保乃糸の本場である龍野には、兵庫県手延素麺協同組合、手延べそうめんの歴史や製造について詳しく学べる揖保乃糸資料館「そうめんの里」をはじめ、揖保乃糸が食べられるお店も何軒かあります。
⇒播州そうめんを楽天市場で探す