大矢知手延べそうめんの特徴

大矢知手延べそうめん(おおやちてのべそうめん)の特徴について

大矢知手延べそうめんの特徴は、ずばり太さです。

徳島県の半田そうめんほど太くはありませんが、細めの三輪そうめんはもちろん同じ系譜になる播州そうめんよりも、太く作られています。

そうめんの後に作られるようになった冷麦も、他の産地のものより太め。太めに麺を作るルーツはそうめんにあるかもしれませんね。

太めであること以外には、手延べそうめんならではの強いコシ、なめらかな舌触り、歯切れの良さが挙げられます。

また、小麦の仕入れによって組合が分かれたという歴史があるため、組合ごとに配合する小麦の割合が違うそうです。

ここにも微妙な味の違いがあるでしょう。

大矢知手延べそうめんは一般市場ではなかなか出回ってこないそうめんです。

製麺所が少ないので大量生産に限界があり、東海地方だけで消費されてしまうことも理由として挙げられますが、一年を通して作り続けている冷麦やきしめんと違い、手延べ素麺は寒冷期にしか製造していないということが一番大きな理由です。

どんなに機械化が進んでも、流通が便利になっても、やはり手延べは手延べ。

手延べそうめんに適した時期にしか作らない、作り手のこだわりが詰まった手延べそうめん、それが大矢知手延べそうめんなのです。


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