大門素麺(おおかどそうめん)の産地について
大門そうめんは富山県砺波(となみ)市で作られています。
同じ富山県氷見市で作られている氷見うどんと合わせ、富山名物の乾麺として双璧を成しているのが、大門そうめんです。
製法もほとんど同じで、両方とも能登の輪島から製法が入ってきたと考えられています。
大門そうめんの産地である砺波市では、現在20軒前後の農家が、農閑期を利用して11月から3月の間にそうめん作りを行っています。
裏作のチューリップとともに、そうめんは農家の重要な冬の副業として成り立っており、それが大門そうめんが今日まで生き残り続けている理由ではないかと考えられますね。
能登の輪島そうめんは途絶えましたが、大門そうめんが富山県の名産品としてその伝統を受け継いでいるというのは、感慨深いものがあります。
現在も、大門そうめんは地元の人々の手によって大切に守られ、砺波市飲食店組合に加盟する43のお店で大門そうめんを使ったメニューを「ご当地グルメ」として提供しています。
和食店だけでなく、インド料理やフレンチなど多国籍なそうめん創作料理を楽しむことができますよ。
これらのお店は「大門素麺お食事マップ」としてパンフレットに掲載され、砺波の町おこしに一役買っています。
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