そうめんは夏の食べ物、と頭で割り切って、夏しかそうめんを食べないという人が居ます。
そうめんは好きだけど、他の食べ方を知らないし興味が無いから、夏しか食べないという人も居ます。
とても勿体無い話です。
後述しますが、そうめんの食べ方は千差万別、様々な美味しい食べ方があるのです。
冷たく冷やして冷たいめんつゆで食べるだけが能じゃない、他の食べ方で代表的なものが、にゅうめんとそーめんチャンプルーでしょう。
つまり汁物であり、炒め物としてのそうめんの食べ方ですね。
この二つは夏限定の食べ方ではありません。
年がら年中食べられます。
それを言えば冷やしたそうめんも年がら年中食べられるのですが・・。
なぜ、そばは冬でもざるで食べる人が居るのに、そうめんは食べる人がほとんど居ないのか。
不思議と言えば不思議な現象です。
そばの場合、そばの香りを楽しむためにはざるが一番である、という点が大きいでしょう。
ざるを食べた後に、そば湯を楽しむことが出来るのも、冷たさを和らげる効果があるかもしれません。
そうめんを小麦の香りを楽しむために食べるというのは、あまり聞かない話ですね。
とはいえ、そうめんは、つる味や喉越しを楽しむために食べる、つまり冷たくして食べるのが一番=夏に食べるものという考え方は、イメージ先行であるケースが多いのではないかと思います。