そうめんを夏に食べたくなる理由

そうめんは夏に食べるもの。

直感的にそう捉えてしまう気持ちはよく分かります。

冷たさ、細さ、喉越し、短時間で茹で上がって水洗いすればすぐに食べられる。

ざるうどんやざるそばもあるけれど、やはりうどんには無い細さとそばには無い小麦だけのさっぱりとした味は、そうめんならではです。

冷たいめんつゆのお供に、夏の旬の食材を凝らせば、そうめんはとても栄養価の高いメニューになります。

細切りにした胡瓜や新ショウガ、シソに茗荷、冷やした茄子の含め煮、天ぷらをあわせても良いでしょう。

おくら、しし唐、枝豆は海老と合わせてかきあげにすれば、そうめんがますます進みます。こうして書き出すと、そうめんは正に夏!の食べ物だなと思ってしまいますね。

また、流しそうめんも、やはり夏の風物詩の一つであり、夏限定のお楽しみというイメージがあります。

実際、大量の水を使って水しぶきを受けながら食べるわけですから、寒い時期にはできないでしょう。

流しそうめんは、昭和30年ごろ長崎県高千穂峡が発症の地とされていて、大昔からのものというわけではありません。

唐船峡のそうめん流しを元祖とする、機械式の回転流しそうめんの店もありますが、学校のバザーや子ども会、イベントなどでは竹を割って繋げた手作りの方が、私たちには身近に感じられる流しそうめんの姿と言えますね。

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