五色そうめんの特徴

五色そうめんの特徴について

五色そうめんの特徴はなんと言っても色。

人工着色料は一切使わず、赤は梅肉、緑は抹茶、黄は卵、茶はそば粉を使って色を出しています。

五色そうめんが生まれた当時は、赤は紅花、黄はクチナシ、濃紺はタカナ、緑はクチナシとタカナで色をつけていました。

濃紺と茶の違いはありますが、様々な素材を加えたり引いたりして、長い時間をかけてより色鮮やかに仕上げるための創意工夫が繰り返されてきたことが分かります。

生地に色の素材となる梅肉や抹茶を練りこんで作る製造法は、普通のそうめん以上に難しく繊細です。

もちろん普通のそうめんであっても、その日の天候や湿度によって塩水の加水率や熟成時間が微妙に変化しますが、五色そうめんは特に注意を払わなければ生地そのものがダメになってしまいます。

長年の研究を重ねた結果、色鮮やかでありながら、そうめんの命であるしっかりとしたコシのある麺を最新の設備で守り続けているのです。

つるりとした歯ざわり、喉越し、そして色ごとに変わるほのかな風味が、五色そうめんの美味しさの秘密。

松山名物・鯛そうめんに盛り付けられると、その美しさ、カリッと焼かれた鯛と甘めの出汁に細い麺が絡まってそうめんの美味しさが一層際立ちます。


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